暴落前に現れる現象
こんにちは。クラタク(@kuratak05)です。
2022年は、年初から株価の下落が続いています。
アメリカの代表指数であるS&P500は
1月24日に一旦、底をつけて反発しました。
しかし、また下落に転じ始めています。
2022年1月SP500チャート
2022年SPY(S&P500)チャート
「2番底が来るのではないか」「暴落するのではないか」と、不安になっている人も多いのではないでしょうか。
SNSでは不安をあおる言葉が多く見受けられます。
以前こちらの記事でも触れましたが、あおりワードは目を引くので、使われやすいです。
悲観でも楽観でも、感情が高まったときに人は誤った投資行動を取ってしまいます。
なので、感情で判断をするのではなく、データで判断することを強くおすすめします。
今回は、暴落の前に現れる指標についてお話しします。

About me この記事を書いた人

クラタク 30代・子持ちサイドFIRE(セミリタイア)達成 庶民的な収入でも節約・投資・ポイ活を徹底した結果、サイドFIRE(セミリタイア)達成。  今は好きなことをして生活しています。 真似していただければ、誰でも経済的自由が手に入ります。 生きることにお金は必要ですが、 お金のために生きると苦しくなってしまいます。 お金に困らない、楽な生き方を発信中。

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結論

暴落前には、逆イールドが起こる。

株価は感情で動く

株価の動きは、投資家の感情の集合体です。
買いたい人(楽観)が増えれば上昇し、売りたい人(悲観)が増えれば下落します。
チャートを見る2人の人
思いもよらない悪材料が出ると、「やばいやばい」と売りが進み株価は大きく下落。
「いや、ちょ待て。売られ過ぎていないか!?」と、反発。
売りそびれた人たちは「株価が上がってきた、よし、ここで損切りしてしまおう」と、売り
底で買いたい人たちは「よし、底打った」と買う。
こんなときにまた悪材料が出ると、「やばいやばい、やっぱりもう終わりだ」と、売りが急増。
買いたい人が出てこず、株価はどんどん下がっていく。

一例ですが、こんな風に感情で株価は動いています。
感情で動くので、基本間違えます。
「楽観が増えて株価が上げ過ぎ」
「悲観が増えて株価が下げ過ぎ」
このような外れ値を含めて、株価は上下を繰り返します。
感情が高まったとき、つまり、外れ値のときにその流れに乗ってしまうと、自分の資産を減らしてしまうのです。

では、どうすれば良いのか

簡単なことです、感情を排除すれば良いのです。
人の感情ではなく、データ、確率、統計に着目すべきです。
もちろん、過去と同じことが未来にも起こるという確証はありません。
ただ、過去に多く起こった現象は未来にも同じように起こる確率は高いです。
「歴史は繰り返される」のです。
100%でなくても、繰り返される確率は相当高いです。

暴落を予言する指標

暴落前には、逆イールドという現象が起こります。
これは、アメリカ国債の2年債利回りと10年債利回りが逆転する現象です。
通常、利回りは、10年債の方が2年債よりも高いです。
長くお金を貸していた方が利子が高いのは、当然のことです。
これが逆転する、つまり、長くお金を貸す方が利子が少なくなってしまうこと逆イールドと言います。
逆イールドと暴落の関係性
逆イールドと暴落の関係性(出典:FRED ECONOMIC DATE)
上のグラフはFRED ECONOMIC DATEで見ることができます。
このように、逆イールドが発生して回復した数か月後に暴落発生し、リセッション期間(景気後退)に突入しています。
トレーディングビューでの逆イールド確認方法
トレーディングビューのシンボル検索で『T10Y2Y』を検索
0を下回ったときが逆イールド発生

トレーディングビューの逆イールド確認方法

暴落、来るの?来ないの?

では、現在どんな状況なのでしょうか?
日本時間2/12未明、アメリカ政府がウクライナにいるアメリカ人に退避勧告を出したことにより、
ウクライナ情勢の緊迫化があらわになりました。
これにより、債券市場に動揺が走りました。
10年債と2年債の差は、1日で27.59%も縮まるという大きな動きをしました。
しかし、まだ0.42で0は下回っていません。
つまり、逆イールドにはなっていません。
まだ暴落の水準ではありません。
そして、逆イールドが発生してもすぐには暴落しません。
不安になるかと思いますが、悲観論に振り回されないでください。

悲観論が増えたとき、株価は間違った外れ値になります。
間違って下げ過ぎたときは、絶好の買い場です。
人々の間違った投資行動の流れに巻き込まれないようにするためには、
「感情的にならないこと」
「人の感情ではなく、データ、確率、統計に着目すること」を
心がけてください。

まとめ

  • 暴落前には、逆イールドが起きる
  • 逆イールドはまだ起こっていない
  • 悲観論が増えたとき、買い場がやってくる
繰り返しになりますが、感情的になると投資は失敗しやすいです。
今後、メディアやSNSには、感情をあおるワードがさらに増えていくと予想されますが、
それらは、ある意味エンタメです。
楽しむ程度のものです。
楽しめなければ、触れないようにしてください。
投資で資産を増やすということは、エンタメではありません。
「冷静に着実にコツコツ」と運用することで資産は増えていきます。
地味で退屈でエンタメ要素はありません😅

最後まで読んでいいただきありがとうございます。
悲観論で人々が間違う中、たんたんと種を巻き、将来の資産を育てていきましょう。