こんにちは。クラタク(@kuratak05)です。
バンガード社をご存知でしょうか。
米国株に投資をしている人は、よくご存知の会社だと思います。
バンガード社は、資産規模が世界2位の運用会社です。
1位 ブラックロック 資産857兆円
2位 バンガード 資産710兆円
3位 ステートストリート 資産360兆円
(出典:世界の運用資産規模トップの運用会社ランキング上位20社 )
※2019年12月末時点の資産を2022年2月15日時点のレートで円換算しています。
日本人にも馴染みのある
米国ETFの「VOO」や「VT」、「VTI」はバンガード社が販売しています。
また、投資信託の「SBI・Vシリーズ」や「楽天VTI」はバンガード社のETFを元に運用されています。
個人的には、ETFの運用コストを可能な限り削減して投資家に還元をしているポジティブなイメージの運用会社です。
そんなバンガード社が、昨年2021年11月に米国株投資家にとって悲しいお知らせをしていました。
About me この記事を書いた人
クラタク 30代・子持ちサイドFIRE(セミリタイア)達成 庶民的な収入でも節約・投資・ポイ活を徹底した結果、サイドFIRE(セミリタイア)達成。 今は好きなことをして生活しています。 真似していただければ、誰でも経済的自由が手に入ります。 生きることにお金は必要ですが、 お金のために生きると苦しくなってしまいます。 お金に困らない、楽な生き方を発信中。
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結論
- バンガード社が、米国市場の悲観的な展望を示した
- 平凡な個人投資家の私は、変わらず米国株を積み立てる
悲しいお知らせの内容
2021年11月19日にバンガード社は、2022年の経済・市場の見通しを出していました。
その内容は米国株投資家が目を覆いたくなるような内容でした。
(要約)
- 世界株式の10年間の年率換算リターンは2000年代前半以降で最も低くなる
- 米国(年率2.3%~4.3%)最も低い
- 米国以外の先進国市場(5.3%~7.3%)
- 新興国市場(4.2%~6.2%)魅力的
- 米国株は「失われた10年」ではなく、「低リターン」になる
- 新興国株式はすでに高値圏だが、それでも米国より高いリターンが期待できる
- 米国市場では、バリュー株がグロース株よりも依然として魅力的である
いかがでしょうか。
2022年の序盤ですが、市場のセンチメントはこのレポートに近いように感じます。
さすが世界のトップ2の運用会社のレポートです。
世界トップクラスのエリートの方が、時間や労力、人脈を屈指してまとめた展望です。
そんなレポートを、日本で、しかも無料で読める今の時代は、とてもありがたいです。
では、どうする?
この内容を受けて、私のような平凡な個人投資家はどうすれば良いのでしょうか?
いくつかの考慮すべきポイントをまとめました。
覚悟を決めてグロース株に投資する
2010年代の10年間はグロース株がバリュー株をアウトパフォームしていました。
しかし、歴史を振り返ると、バリュー株の方がアウトパフォームしていた期間も大いにありました。
バンガード社が予想するように、今後10年間グロース株が低迷したとしても不思議ではありません。
しかし、グロース株のその先の株価上昇を信じられるのであれば、この低迷期は絶好の仕込み場と捉えることもできます。
忘れるぐらいな気持ちで積立投資をしましょう。
個別株はリスクが高いです。リスクを飲み込んだうえで投資してください。
おすすめは、分散がきいたインデックス投資です。
全体に分散投資
「次の10年はバリューのターン」
そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
では、その次の10年は何のターン?」
結局のところ、誰にも分かりません。
そうであれば、アメリカ株式、あるいは、世界株式全体に分散投資をすれば良い。
資本主義の世界が崩壊しなければ、株式は上昇し続けます。
1番重要なこと
投資する「株式全体」というのは、
アメリカ全体なのか世界全体なのかという議論があります。
①アメリカ株式のみ
②世界株式のみ
③アメリカ:世界=1:1
など、いくつかの選択肢が考えられますが、
個人的にはどれも正解だと思います。
「バリューかグロースか」についても、
最終的には、自分が信じられる投資方法が1番です。
「インフルエンサーに勧められたから」という理由であれば、
もう一度検討しなおした方が良いです。
自分の中に「論理的に考え決定した過程」がなければ、
ちょうど今のような悲観論が広がったときに投資行動を誤ってしまうリスクがあります。
私はこうする
私は平凡的な個人投資家です。
市場を観察し、ニュースを読み、考察することは好きですが、それはあくまで趣味です。
セクターローテーションをしたり、短期的な売買を繰り返すことで資産を増やすスキルはありません。
そして、個人投資家なので、毎年度成績報告する必要はありません。
成績が悪い年が数年続いても(あるいは10年続いても)
誰かにとがめられることはありません。
見ている先は、20年以上先の未来です。
軟調な相場で将来のために種をまけるというのは、個人投資家ならではの優位点です。
よって、私は変わらず米国市場へ積立投資をし、大きく下落したときは待機資金でスポット買いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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